はじめに:実戦(ゲーム)で使ってみないと分からないこと
こんにちは。40歳からテニスを始めて、すっかりその魅力にハマっている42歳の一般プレーヤーです。
先日、ヨネックスの『Vcore 98 2026年モデル』を試打してみたのですが、昨日の練習に引き続き、今日はダブルスのゲームで再度使ってみました。壁打ちや球出し練習のときには気づかなかった、実戦ならではの発見がたくさんありましたので、皆さんに共有したいと思います。
失敗と反省:手首の痛みから考える、私なりのラケット選び
まず、一番にお伝えしておきたいのが私の失敗談です。実は試打の翌日、手首に痛みが出てしまいました。
コーチとのラリーでつい力んで無茶をしてしまったのが大きな原因だとは思います。ですが、私のような一般人がある程度ガチで打ってくるコーチに対して『無茶をゼロにして打つ』こと自体が、そもそも難しいです笑。
今回お借りしたVコアには、ポリツアーレブというストリングが48ポンドで張られていました。これをもう少し柔らかいブラックコードなどに変更し、テンションも45ポンドくらいに落とせばかなり感覚は変わると思いますが(過去にT-fight305Sのレーザーコードが鉄板のような感じだったのでブラックコード40ポンドにしたらかなり良い感じで、腕への負担も少なかったので)、現時点では『少し手に響くラケット』という印象を持ちました。
誤解のないように補足しておきますが、Vコアが特別硬いラケットだと言いたいわけではありません。https://www.tennis-warehouse.com/Yonex_VCORE_98_8th_Gen/descpageRCYONEX-VC988G.html
tennis warehouseの詳細ではRAW値は63とかなり低めに出ています。

また、同じレベルの方や上級者の方でも、痛みが全く出ない方はたくさんいらっしゃいます。
ただ、私の過去の経験からすると、ピュアドライブのような剛性が高すぎるものや、逆にEZONE98(2025年モデル)、クラッシュV2 98のようにボレーでしなりすぎるものは、手首や肘に痛みが出やすい傾向にあります。 反対に痛みがほぼ出なかったのは、テクニファイバーのTF40シリーズやTF-X1シリーズ、ウイルソンのブレード98S v9などでした(同じブレードでも18×20のパターンは少し痛みが出ました)。同じピュアドラシリーズでも、エボドライブ270gは衝撃が少なく、翌日も全く痛みがありませんでした。
それ以外だと最近試したラケットの中では、プリンスのファントムグラファイト107、DIADEMのノヴァV3なども問題なかったです。
どうやら私は、RA値が低めのものか、衝撃吸収性がしっかりしているラケットを選ぶ必要があるようです。
苦戦したポイント:ヨネックスの形状とボレーの相性
もう一つ、実戦で難しさを感じたのがボレーです。
ヨネックスといえばアイソメトリック形状でスイートスポットが広いことが特徴ですが、私の場合はボレーにおいてその恩恵を全くと言っていいほど感じられませんでした。他のラケットに比べて、どうしても難しく感じてしまうのです。
振り返ってみると、先日テストしたパーセプト97でも同じような感覚に陥りました。もしかすると、私自身がヨネックス特有のラケット形状をうまく理解できておらず、使いこなせていないのかもしれません。
あるいは、単純に98インチという少しシビアなフェースサイズを扱いきれていない可能性もありますね。ブレード98S v9は16*18なので、実質100インチ近くのスイートスポットを持っているように感じるため、問題がないのかもしれません。このあたりは、まだまだ私の技術不足な部分です。
試合で光る強み:サーブの安定感とストロークの『自動化』
ここまで少しネガティブなことを書いてしまいましたが、もちろん素晴らしい点もたくさんありました。
まず、サーブとリターンの調子が非常に良かったです。サーブはスピードが出ますし、リターンでも面を合わせるようなブロックリターンが簡単に感じました。サーブは多少当たりが外れても強引に押し込める感覚があり、とても頼もしかったです。
コントロールのしやすさという点では、個人的にはブレード98S v9の方がうまくいきました。Vコアはボールを『弾く』あるいはスピンで『削る』ような感覚なのに対し、ブレードはボックス形状特有のボールを『持ち上げる』『押す』感覚があるからです。
ではVコアのサーブのパフォーマンスが微妙だったのかというと、そんなことはありません。実際の相手からのリターンや、何よりファーストサーブの確率を見ると、とても良い結果が出ていました。フォルトするにしてもアウト気味に外れてくれるので、ネットにかかるミスがほぼなかったのも好印象です。
そして何より、ストロークでの『安心感』が抜群でした。 大振りをしなくても、当ててスピンの角度を少し意識するだけで、しっかりとネットを越えてコートに収まってくれます。「スイングをこうしなきゃ」というような余計な思考がなくなるため、プレッシャーのかかるゲームの中では本当に心強い武器になります。ピュアドライブなどと比べても、ボールの暴発は少ないように感じました。
おわりに:打感がぼやけても『ケガをしない』道具で楽しむ
今回の実戦投入を通じて改めて感じたのは、自分の体やプレースタイルに合った道具を選ぶことの難しさです。
RA値が低いものを選んだからといって手首や肘の怪我が防げるわけではなく、YouTubeで柔らかいとレビューがあるラケットを選んだからといって自分にとって負担が少ないラケットなわけでもないからです。Ezone 98 2025はその典型でした。
また、衝撃がしっかり吸収されるラケットを選ぶと、どうしても打感が少しぼやけてしまう可能性があります。しかし、私くらいのレベルであれば、打感が多少ぼやけたとしても『肘や腕に負担のないもの』を選ぶのが正解だと思っています。
ケガをしてテニスができなくなっては元も子もありません。負担の少ないラケットを選び、その分テニスをする時間を増やして、コートの中で少しずつ感覚を磨いていければと考えています。