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40代からのテニス。手首と肘を守るラケット選びの失敗談と、体当たりで学んだ『5つの教訓』

こんにちは。40歳からテニス沼にハマり、現在テニス歴3年目の私です。

テニスは本当に奥深く、休みの日はスクールに通い、空いた時間にはサーブ練習に明け暮れる日々を送っています。しかし、気持ちとは裏腹に、40代の体は正直です。今回は、多くの大人が直面する『手首や肘の痛み』と、私が身をもって体験した『体に優しいラケット選び』についてお話ししたいと思います。

目次

テニス熱と反比例する体の耐久力。私のスペックと悩み

はじめに、私の現在のスペックをお伝えしておきます。

  • 40代男性、体の柔軟性は低め
  • 筋力トレーニングはほぼしていない
  • 練習量:週3回のスクールに加え、週3回以上・毎回200球程度のサーブ練習

改めて文字にしてみると、そりゃあ体も痛くなるよな、という模範的な怪我予備軍のプロフィールですね。案の定、私はこの3年間で幾度となく手首や肘の痛みに悩まされてきました。

ラケットの打感や体への負担は、打ち方、筋力、ガットの種類やテンションによって大きく変わります。これからお話しするのは、あくまで『私のスペックと特定の条件下』で感じた個人的な印象です。話半分に、皆さんのラケット選びのひとつの参考として読んでいただければ幸いです。

有名ブランドを打ち比べて分かった、理想と現実

少しでも痛みを減らそうと、これまで様々なラケットを試してきました。ここでは、各ブランドを使ってみた際のリアルな失敗談と感想をまとめます。

バボラ:圧倒的パワーと引き換えの負担

バボラは基本的にフレームが硬い(RA値が高い)ものが多く、国内外のレビューでも腕を痛める人が多い印象です。私も例に漏れず『使いたいけど、体への負担から諦めざるを得ない』一人でした。ピュアドラチームや最新の2025年モデルでも痛みが顔を出し、パワーがあるゆえに下手にテンションを下げると暴発してしまうため、扱いが難しかったです。

ただし、EVOシリーズは負担が少なく、いくら打っても問題ありませんでした。EVOのグリップにレザーを巻き、ヘッド側に重りをつけてバランスを取るカスタマイズは、体への負担を減らしつつバボラを使う良い解決策になるかもしれません。また、ピュアストライクも比較的負担は少なく感じました。

ヨネックス:オフセンター時の衝撃が課題

打感自体はバボラほど硬くないものの、芯を外した(オフセンター)時の手への響きが気になりました。特にEzone 2025はボレーで当たり負けする感覚があり、すぐに手首を痛めてしまいました。

最新のVcore 98(2026年モデル)はパワーがあり、ストロークもリターンも面ブレせず最高に打ちやすかったのですが、やはりオフセンター時の振動が辛く、腕へのダメージを考慮して泣く泣く手放しました(レンタルですが笑)。初心者のように力みやすく、力の抜き加減がまだ上手くない男性には、少し怪我のリスクが高いかもしれません。

テクニファイバー:明確なコンセプトと圧倒的振動吸収

2025年にメインで使用していました。T-fightシリーズ(300S、315S)はバボラやヨネックスより負担が少なく感じました。ただ、305Sに硬いストリングを張った時は鉄板のように感じて腕を痛めたので、柔らかいストリングを低めのテンションで張る工夫が必要です。

特筆すべきはTF-X1とTF40です。これらは全く腕を痛めず安心して打てました。メーカーが謳う『振動減衰性』は正直どれも大差ないと感じていましたが、TF-X1だけは別格です。ただし、最新のTF-X1 FIREはかなり硬く感じました。10分ぐらいしか打っていませんが、カンカンしまくってたのでやめました。

ウィルソン:スペックによる極端な違い

ブレードの98S(16×18)は腕を痛めにくく好印象でしたが、18×20のパターンはオフセンター時のボレーの衝撃がかなり響きました。また、腕に優しいと評判のクラッシュ(98 v2)も試しましたが、私にとっては当たり負け感が強く、腕に響いてしまい『全然優しくない』という苦い結果になりました。

ヘッド&プリンス:スイートスポットの罠

ヘッドのグラビティツアーは、芯で捉えれば信じられないほど柔らかいのですが、外した時の飛ばなさと腕への負担の落差が激しく、スイートスポットのシビアさに負けて諦めました。一方、エクストリームプロやスピードはマイルドで扱いやすく、特にスピードはどれを選んでもバランスが良い優等生な印象です。

プリンスは最近試したグラファイト107が当たり負けせず、腕にも響きませんでした。面が大きい恩恵を強く感じた1本です。ダブルスだとすごくよいですね。

怪我をして気づいた、痛めないラケット選び『5つの鉄則』

これだけの回り道と失敗(そして出費)を重ねて、40代初心者が怪我を防ぐために重視すべきポイントが見えてきました。

1. 面が大きく、ストリングパターンが粗いものを選ぶ

結局のところ、スイートスポットが広ければ腕への負担は減ります。98インチよりも100インチやオーバーサイズ。ストリングパターンも18×20より16×18のような粗いものが、結果的に体を守ってくれます。

2. コントロール系(ボックス形状)を選ぶ

飛びの良い分厚いフレーム(いわゆるフライパンのような硬いラケット)よりも、フレームがしなるボックス形状の方が負担が少ない傾向にあります。

3. 『軽いラケット』からスタートする

重いラケットは打ち負けにくいですが、初心者は振り遅れてフレームショットになりがちです。その際の一撃の負担は計り知れません。弾かれやすくても、オフセンター時の衝撃そのものが少ない270g〜285g前後の軽いラケットの方が安全です。

4. 最重要は『オフセンターで当たった時の硬さ』

どのラケットも、スイートスポットのど真ん中で打てば心地よいものです。問題は『外した時』です。カタログのRA値(硬さの数値)はオフセンター時の衝撃を表していません。外した時に極端に飛ばなくなったり、ビリッと響くラケットは避けるべきです。

5. ストリングの種類より、まずはラケット本体を見直す

『ナイロンの方が負担が少ない』とよく言われますが、個人的にはナイロンと柔らかいポリとで、劇的な負担の差は感じませんでした。ストリングやテンションにこだわる前に、まずは自分の体に合ったラケットのスペックを見つけることが先決です。

ネットの評価より自分の体。圧倒的信頼の『TF-X1』と『TF40』

数あるメーカーの中で、私の腕を最も救ってくれたのがテクニファイバーのラケットでした。中でも特筆すべき2つのシリーズを紹介します。

1. 家族にも持たせるほどの信頼感『TF-X1 シリーズ』

現在、私が最も腕への負担が少ないと断言できるのが『TF-X1』(v3の285gと305g)です。

実はこのラケット、ネット上の評価はそこまで高くありません。『打感がぼやける』といったレビューをよく見かけます。しかし、そもそもボックス系のラケットを打っても多少のぼやけを感じる私にとっては、全く気にならないレベルでした。

そんなネットの評価よりも、私にとって重要なのは『痛くならないこと』です。その点において、このラケットへの信頼は絶対的で、自分の子供にも255gのモデルを持たせているほどです。また、305gのモデルは面が98インチなのですが、私が打ってきたどの98インチよりもスイートスポットが広く感じます。芯を外した時の嫌な衝撃を見事に吸収してくれる、まさに怪我予防の最適解です。

2. フレーム近くで打っても安心『TF40 シリーズ』

もう一つのおすすめが『TF40』です。16×19、18×20の両パターンを試しましたが、どちらも腕への負担が非常に少ない優秀なラケットです。

スイートスポット自体は他のラケットと比べてやや広いかな、という程度なのですが、特筆すべきは『フレーム近くに当たってしまった時の衝撃の少なさ』です。私たち初心者はどうしても芯を外すことが多いですが、その際の嫌な響きがマイルドに抑えられているため、安心してスイングしていくことができます。

面の広さは正義。競技者向けも熱い『オーバーサイズ』の恩恵

次におすすめしたいのが、各社から出ている『オーバースペック(オーバーサイズ)』のシリーズです。

面が広いということは、単純にスイートスポットが広くなるということです。先ほども触れましたが、芯で捉えればどのラケットも柔らかいわけで、面が広いことによる『全体的なマイルドさ』の恩恵は計り知れません。

オーバーサイズと聞くと、シニア向けの軽いデカラケを想像するかもしれません。しかし、ダンロップの『CX200 OS』やプリンスの『ファントムグラファイト 107』など、しっかり振っていける競技者向けのオーバーサイズもたくさんあります。体への負担を減らしつつ、しっかりテニスをしている感覚も味わえるので、40代の週末プレイヤーにはかなり賢い選択肢だと思います。

軽さは最大の防御。あえて選ぶ『270g軽量モデル』のメリット

最後は特定のモデルではなくスペックの話になりますが、各社の『軽量モデル(270g付近)』を選ぶことも強力な自己防衛になります。

300gを超えるラケットに比べると、確かにボレーなどで強い球を受けた時に当たり負けする感覚はあります。パフォーマンスが少し下がるのは事実です。

しかし、それを補って余りあるメリットが『腕への負担の少なさ』です。多少振り遅れたり、不格好なスイングで強打してしまったりしても、ラケット自体が軽いため、手首や肘にのしかかる衝撃の絶対量が少ないのです。怪我を恐れずにある程度ガンガン振っていける安心感は、テニスを楽しむ上で非常に大きなプラスになります。

280g〜290gぐらいのちょい軽スペックでも良いと思いますが、270gのラケットを使うといかに重さが大事なのかよく分かるのでおすすめです。

おすすめはピュアドラEVOです。EVOアエロは16*18なのでこっちも良いと思います。EVOアエロの方が抜ける感じがありましたが、それが逆に肘にはいいかもしれません。Ezoneの2022モデル(SLスペック)もよかったです。

自分に合った道具で、長く楽しくテニスを続けよう

いかがでしたでしょうか。上手くなりたい一心で色々な道具を試した結果、私は何度も手首や肘に湿布を貼るハメになりました。

大人になってから始めたテニス。プロを目指すわけではないのですから、一番大切なのは『明日も明後日も、痛みを気にせずコートに立てること』だと今は痛感しています。

もし今、体に違和感があるなら、それは打ち方だけでなく『ラケットが発しているSOS』かもしれません。私の失敗談が、皆さんの安全で楽しいテニスライフの一助になれば嬉しいです。一緒に、怪我なく長くテニスを楽しんでいきましょう!

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