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【試打レビュー】VCORE 98 (2026)ストロークは魔法のようだが、ボレーは一筋縄ではいかない?

こんにちは。40歳からテニスを始め、現在3年目の私が、実際にコートで打ってみて感じたことを率直にお届けするラケットレビューです。

今回は、巷でも話題になっているYONEX VCORE(Vコア)98 の2026年モデルを試打してきました。

結論から申し上げます。

**「ストロークだけを考えると、これまで私が試してきたラケットの中で最も魅力的な一本」**でした。

先日試打して感動した「Wilson Blade 98S V9」や、私が普段使っている他のラケットと比較しながら、アマチュアプレーヤー目線でVコア 98 (2026)のメリット・デメリットを詳しくご紹介していきたいと思います。


目次

今回の試打シチュエーション

まずは、どのような環境でテストしたかという前提を共有しておきます。

  • 練習相手: まったく同じVコア 98 2026(10時・2時の位置に鉛で加重)を使用し、強烈なスピンボールを打ってくるコーチ。
  • 練習内容: ガチラリー、ボレー、ボレスト、ゲーム形式、サーブ練習。
  • ストリング: ポリツアープロ(48ポンド)。

スクール内で打ちましたが、ちょうど新人のコーチもいたため、コーチ2人+レッスン生3人という贅沢な環境でプレイしました。なお、Vコア98のコーチですが、ラリーでのストロークは超本気かはわかりませんが、ある程度ガチで打ってくれた状況でのテストです。

唯一テストできていないのが「ダブルスでの実戦」です。私のような一般プレーヤーにとってダブルスは非常に重要ですが、それは今日実際にプレーする予定ですので、後日改めてレビューを追記できればと思います。


ストロークとリターンにおける圧倒的メリット

一言でいえば、**「シングルスをやるなら、このラケットは超優秀」**だと思いました。

1. 当たり負けしないフレームの強さ

バリバリスピンを打ってくるコーチとのラリーでも、このラケットで当たり負けを感じることはほぼありませんでした。自分の振り遅れは別ですが笑、、、

重さの荷重がなくても、前作のVコア 2023モデルとは明らかに違う、フレームのガッシリとした強さを実感できます。

スピン量自体は、「他のラケットより圧倒的にかかる!」という感覚は正直ありませんでした。しかし、弾道が非常に安定しており、かつボールのスピードがすごいのです。おそらく、スピードが先行してしまうため、スピンがかかりきる前にボールが飛んでいくのだと思います(私の実力では)。あえて弾道を高く上げれば、前作のようなスピンボールになるかもしれません。

2. 面を合わせるだけで返る「面安定性」

このラケットの最大の魅力は、**「面を合わせるだけでも、面ブレせずにしっかり返球できる」**という点です。

相手からボールが来たら、まず面をセットする。テイクバックを大きく引かずに打てば、良い当たりでボールを打ち返すことができます。リターンでも同様で、ボールの軌道に面を置いておくだけで、「え?これでも相手コートに深く返るのか」と驚くほどでした。

コーチとのラリーをやっていて「あー、準備が間に合わない、とりあえず当てて返そう」というのが何回かあり、打った感触として「あれ、もしかしてこれってテイクバックほぼなくてもある程度返るんじゃないか?」と途中で気がついたんですよね。それで、ある有名プロを思い出して打ち方を切り替えました。

3. 「マナリノ選手」のようなプレースタイルが可能に?

イメージとしては、フランスのアドリアン・マナリノ選手のような、超コンパクトなテイクバックでさばく打ち方がしっくりきます。

通常、この手のラケットはスイングスピードがないと打ち負けてしまうのですが、Vコア 98 (2026)にはそれがありません。そのため、「ガチガチに力んで打ち返さなきゃ」というプレッシャーがなく、「とりあえず面を合わせて返そう」というリラックスした状態でプレーできます。それでもラケットが持つパワーのおかげで、質の高いボールが返ります。

ギリギリ手が届くような厳しいボールでも返球できたのは、非常に印象的でした。

受け手側の視点:2023年モデルとの違い

自分が打つ分には最高なのですが、相手からするとどうでしょうか。

2026年モデルは弾道が速く低くなりがちです。テニスにおいては、スピードが速いだけのフラット系よりも、遅くても高く跳ねるスピン系のボール(スピンサーブなど)の方が、実はタイミングが取りづらく嫌なものです。

その意味では、高弾道で飛んでくる2023年モデルの方が、受け手としては「嫌なボール」だと感じるかもしれません。しかし、打つ側の安心感やリターンの圧倒的な返しやすさを考えると、2026年モデルを選ばない理由はないかなと思います。


ボレーとサーブの正直な感想

ストロークが最高な反面、他のショットについては少しシビアな評価になります。

ボレー:正直、かなり気を使う

ボレーに関しては、正直なところ「かなり微妙」だと感じました。

個人的な相性の問題かもしれませんが、YONEXのラケット(EZONE 98なども含め)でボレーをすると、当たり負けしたり、飛ばなかったりと、どうしてもうまくいきません。

例えば、TecnifibreのTF-X1 305や、先日使ったBlade 98S V9と比べると、悪い意味で圧倒的な差を感じました。BladeやTF-X1なら多少適当に当ててもしっかり返ってくれる安心感がありますが、Vコアだと「かなり気を使って、正確に真ん中で捉えないと返らない」という印象です。

私は上からカット気味にボレーをする癖があるのですが、もしかするとストロークのように「面を合わせるだけ」のボレーに徹するか、打点を少し上にズラすなど、ラケットに合わせた工夫が必要なのかもしれません。現状、ダブルスをメインにするなら、BladeやTF-X1の方が確実によいパフォーマンスが出せると思います。

サーブとスライス

サーブについては、「普通」という印象です。スピードは出ている気がしますが、特別打ちやすいわけでも、打ちにくいわけでもありません。スピンサーブの引っ掛かり感でいえば、TF-X1やBladeの方が上に感じました。

スライスもそこまで多く打っていませんが、少なくとも「最高峰」ではなく、Bladeの方がはるかに打ちやすかったです。


打感と硬さ(肘への優しさ)

40代のプレーヤーにとって、ラケットの硬さは死活問題ですよね。

Vコア 98 (2026)は「硬め」の部類に入るとは思いますが、Babolatのピュアドライブよりはマイルドで、肘への負担は少ないと感じました。EZONE 98と比べても、こちらの方が安心して振れます。

ただ、調子に乗って強打を打ちまくっていると、いずれは肘にくる可能性もゼロではないかな……という程度の硬さはあります。

全体的なフィーリングとしては、Tecnifibreの「T-fight 300S」にかなり近い印象を受けました。あちらも高速弾道ストロークが持ち味で、ボレーがややシビアなシングルス寄りのラケットです。


総評:Vコア 98 (2026)はこんな人におすすめ

多くのテニス系YouTuberの方々が高評価をつけているのも納得の仕上がりです。

現在の私の率直な評価をまとめます。

  • ストローク・リターン: 最高峰。面安定性と反発力のバランスが絶妙。(バボラより肘に優しく、T-fight 305よりも弾道の角度調整がしやすい)
  • ボレー: シビアでつらい。(Blade 98S V9やTF-X1の方がはるかに楽)
  • スライス: 普通。(Bladeの方が優秀)
  • サーブ: 特別な恩恵は感じず、無難にこなせる。

当たり前のことですが、すべてのショットが完璧に打てる魔法のラケットは存在しません。良い部分と少し気を使う部分がはっきりしていますが、それを差し引いても、このラケットのストローク性能は十分に素晴らしいものです。

最後は「ラケットの性能よりも、自分のスキル次第」という結論にはなってしまうのですが(笑)。

私個人としては、このラケットを使って、マナリノ選手のような無駄のないプレースタイルがどこまでできるか、もう少し試してみたいというワクワク感があります。レンタル期間がまだ少し残っているので、ダブルスを含め、さらにじっくり打ち込んでこようと思います。

同年代のプレーヤーの方や、ラケット選びに迷っている方の参考になれば幸いです!


いかがでしょうか?もし追加で「ダブルスでの使用感」や「別のラケットとの詳細な比較」など、ブログ記事に盛り込みたい情報があれば、ぜひ教えてください。

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