自分のスイング動画を見て愕然
40歳を過ぎてテニスを始めて3年目。少しずつ打てるようになってきたつもりでしたが、先日、コーチとのゲーム練習を動画で撮影して見直してみて愕然としました。フォアハンドのフォームが、打つたびにバラバラだったのです。
まあ、理想と現実は違いますよね。。。苦笑
これでは安定するはずがありません。どうにかフォームを固定したいと思い、テイクバックやフォロースルーをいろいろと試行錯誤してみました。
試して実感した、新しいテイクバックのパワーとシンプルさ
そんなフォーム改善の迷路にいたとき、ある動画に出会いました。この方のフォームがとてもきれいで、ぜひ真似してみたいと思ったのです。
この動画では、最もシンプルで効果的なフォアハンドの基盤を築くための方法について解説しています。
要約のポイント:
- 背中(広背筋・肩の後ろ)で安定させる: ラケットを振る際、腕だけでなく背中の筋肉を使ってラケットを支えることが、安定したコントロールを生み出します(0:31)。
- セットして前に引く: 複雑な動作ではなく、「セットして、前に引く」というシンプルな意識を持つことが、安定感につながります(2:45)。
- 肘を下げすぎない(適切な位置): 肘を下げすぎず、体の近くに保つことが重要です(3:38)。
- ユニットターンとユニットスイング: 体全体を一つのユニットとして動かし、テイクバックとフォロースルーを同期させます(4:55)。
実際にコートで試してみると、不思議なことにいつもよりボールにパワーが伝わっているのを感じました。とくに違いを実感したのが、自分でボールを手出しして打つ練習のときです。
私の場合、自分の真横や斜め前にボールを出して打つのが苦手で、いつもなら当たり損ないの『カス当たり』になることがよくありました。しかし、このテイクバックを試してみると、意外なほどしっかりミートできたのです。
理由はシンプルで、スイングの意識が『後ろから前へ』という動きだけで済むようになったからだと思います。余計な動作が減り、ラケットをボールに当てることに集中できるようになりました。
よく見たら、ジョコビッチもかなり近いフォームに見えます。肩の高さでテイクバックをしていますね。

なぜこのフォームが良いのか? 解説動画から学ぶ理論
この打ちやすさには何か理由があるはずだと思い調べていたところ、いつも参考にしているスイングビルダーさんのチャンネルで、まさにこのフォームを解説している動画を見つけました。
動画を見て、私の感覚は間違っていなかったと腑に落ちました。解説されていた主なポイントは以下の通りです。
- 『肘を高く上げるテイクバック』は、高低さまざまなボールにラケット面を合わせやすくなる。
- 腕を上げることで自然と肩が入り、体が横を向く姿勢が作れる。
- 高い位置から重力を使って振り下ろすことで、スムーズにパワーを伝えられる。
また、意外だったのは『コンパクトなテイクバック』への誤解です。コンパクトに引こうと意識しすぎて脇を固めてしまうと、エネルギーが溜まらずパワーが出にくくなるそうです。今回のフォームは、グリップ部分を大きく回すわけではないため、見た目以上にコンパクトに、かつスムーズに打点へ入れる動きの質を持っているとのことでした。
実践してみてわかったグリップとの相性
最後に、実際に打ってみて気づいた注意点を一つ共有します。それは『グリップの握り方』との相性です。
私は最初、イースタングリップでこのテイクバックを試したのですが、ボールが上に浮いてしまう現象が多発しました。おそらく、上から振り下ろす軌道に対して面が上を向きやすかったのだと思います。
そこで、セミウエスタングリップに変えてみたところ、打球がしっかりとコートに収まるようになりました。このテイクバックは自然とセミウエスタンで握りやすい形になるため、そのまま素直にセミウエスタンで打つのがよさそうです。
フォアハンドの安定感に悩んでいる方や、手出しのボールがうまく打てないと感じている方は、ぜひ一度『肘を高く上げるテイクバック』を試してみてください。フォームをシンプルにするヒントが見つかるかもしれません。
自分のスイングを動画で見るのは、現実を突きつけられるようで少し勇気がいりますよね。私も最初は目を覆いたくなりましたが、それが改善への第一歩でした。もしフォアハンドに悩んでいたら、次回の練習でぜひご自身のフォームを撮影し、今回のテイクバックと見比べてみてください。一緒にフォーム改善、頑張りましょう。
